大好きな人との辛い別れ、特に別れを告げられてしまった側としては「やっぱり彼が好き」と言う気持ちは消えないものですよね。
どうしても諦めきれ無いから復縁したい!と願うのは自然な事です。
ですが、少し立ち止まって考えて見て下さい。
「あなたはどうして復縁をしたいのでしょうか?」
復縁をしたい気持ちの正体をきちんと把握していないと、せっかくの努力が空回りする可能性も出てきます。
復縁したい気持ちについて少しだけ考えてみましょう。
♪目次♪
ショックと未練だけで「復縁」するのはダメ!
最初にお話ししましたが別れた直後、それもふられてしまった直後は失恋のショックが大きく「やり直したい」「復縁したい」と言う気持ちが強く出るのは当然です。
しかし、失恋のショックが癒える間もなく、振られたショックと彼への未練に引きずられるように復縁に挑んでもいい結果は生まれません。
復縁は作り直すこと
「復縁」って相手に未練があるからするんじゃないの?
と思う方も居るかもしれませんが、「復縁」とはただ付き合っていた状態を元に戻す事ではありません。
勿論そういう考え方も決して間違ってはいませんが、ただ付き合っていた状態に戻す事は、割れたお皿をボンドでくっつけるだけの事です。
割れたお皿をボンドでくっつけるとどうなるでしょうか?
一見元通りになり再び使えそうですが、時間が経つうちにボンドが剥がれたり、また同じ所が割れてしまったりする可能性があります。
本当に幸せになる為の復縁は、ただ形だけを元に戻すだけではいけません。
再び二人で、二人だけの愛の形を新しく築き上げる物で無ければ意味が無いのです。
壊れた陶器をくっつけるのでは無く、二人で新たに作り直す。
一枚目のお皿が割れてしまった理由を考えて、土から選び直したり、焼き方や扱い方を変える。
こうして新たな食器を1から作り直すこと。
これが幸せになるための「復縁」なのです。
だからこそ、相手への未練だけで「復縁したい」と思うのはNGなのです。
未練は自分の為だけのもの
では「未練」とは一体なんなのでしょうか。
辞書で調べると「執心が残って思いきれないこと」「あきらめきれないこと。また、そのさま」とありまさ。
執心とはつまり「執着する心」の事です。
執着は言ってしまえば一方的な思いの事で、そこに相手の思いや感情は含まれていません。
相手がどう思っていようが関係なく、執着する事こそが「未練」なのです。
ですので、未練だけで「復縁」を望んだとしても相手の都合や気持ちはそこに存在していません。
どんなに彼に復縁を訴えたとしても一方通行でしかありません。
「私が復縁をしたい」
「私が彼を諦めきれない」
「私が傷付いている」
「私の気持ちを成就させたい」
「復縁したい」と言う言葉の裏側に隠れているこういった本音を見落としは居ないでしょうか。
未練とはすなわち「自分の傷を癒す為の願望」に過ぎないのです。
これではいつまで経っても二人で新しいお皿を焼くことは出来ませんね。
復縁は前向きに努力してこそ叶う
復縁を望むのであれば最低3ヶ月の冷却期間が必要だと別の記事でも紹介しました。
何故なら、別れてから相手の心の整理ができるまでに約3ヶ月ほど時間がかかるからです。
また3ヶ月の間に貴方自身も、傷付いて未練を引きずり「自分の為に復縁したい」と思っていた気持ちが少しずつ和らいで来るようになります。
相手がどうして自分と別れたかったのか
相手は自分に何を求めていたのか
自分は相手に何を求めていたのか
どうしたら良かったのか
次に付き合う時二人でどんな関係を作りたいのか
このような具体的な内容を客観的に考察出来るようになれば復縁への一歩を踏み出せた時です。
幸せな復縁を果たすためには、過去の恋愛の復習が欠かせません。
復縁と言っても、別れる前までの恋の続きでは無く、また新しい恋愛の始まりです。
前回の反省を生かして「自分がどうするべきか、どうしたいのか」を具体的に考えて改めて努力していく必要があるのです。
無理して好きになろうとしてない?
ここで是非自分の心に耳を傾けて頂きたいのが「無理して相手を好きになろうとしていない?」と言う質問です。
復縁に向けて努力していると、うっかり忘れてしまいがちなのがこれです。
「復縁」そのものが目的となり「再び彼を振り向かせる」事がゴールになってしまっている方がたまに居ます。
振られた事が悔しくて悲しくて、意固地になって「彼をもう一度振り向かせたい!」と躍起になって努力する。
しかし、いざ復縁を果たしてみると「思っていたのと何かが違う」と自分から直ぐに別れを切り出してしまう。
これもある意味、自分の未練を断ち切るという意味では一番スッキリするかもしれませんが(彼にされた事をやり返しているわけですから)
逆に相手が貴方に未練を持ってしまい、別れ際に泥沼化する可能性も有りますので注意が必要です。
振られると誰しも「自分を否定された!」とショックを受け、相手を見返したいと言う気持ちが芽生えるものです。
特に男性は女性に比べて「自分が振られる」と言う最悪の状況を想定している人は少ない為、いざその状況に陥るとパニックを起こしやすくなります。
その結果、整理できない感情が爆発してストーカー化したり、逆上する可能性も有り得るのです。
傷つけ合うような行為は結局何一つお互いのためにはなりませんし、時間の無駄です。
そうならない為にも「自分が無理に相手を好きでいようとしていないか」「相手を見返す事が目的になっていないか」を自分自身に良く問いただす必要があるのです。
復縁は目的じゃなくて手段
改めて、どうして自分は彼と復縁をしたいのかゆっくり自分と向き合って見ましょう。
自分と向き合うためのヒントを少しだけ書き出しておきますね。
無理に彼を好きでいようとしていませんか?
自分自身に嘘をついてはいませんか?
復縁すれば今のモヤモヤから解放されると思っていますか?
あなたは彼のどんなところが好きですか?
逆に、どんなところが許せませんか?
どんな所が嫌いでしたか?
もし彼が貴方の許せない事をした時、どうしますか?
彼はあなたのどんな所が好きでしたか?
逆に彼は貴方のどんなところが許せませんでしたか?
彼が貴方に許せない事を指摘したらあなたはどうしますか?
貴方はどうして復縁をしたいのですか?
もし復縁が叶わなかったら、貴方は彼を諦めますか?
この質問に正解がある訳ではありません。
あなた自身で納得の行く答えが出せればそれで大丈夫です。
自分が作ったルールに縛られないで
自分と向き合ってみて、何かが違うと思うこともあると思います。
勿論、「やっぱり復縁したい」と思えばそれで良いですし、
もしも「復縁したい訳では無いのかもしれない」と心に引っかかりが残ったり「ただ意地になっていただけだったのかも」と気付いたら、一旦自分の気持ちが整理出来るまで休憩しまって構いません。
一番良くないのは「復縁するって決めたから」と自分が作ったルールに縛られて「自分が1番やりたい事」を無視してしまう事です。
貴女が最終的に目標にしなくてはいけないのは「自分が幸せになる事」です。
そのために貴女の傍に彼が必要であって、二人で幸せになる必要があるのです。
相手の事を考えずに復縁を迫るのは間違いだと伝えましたが、自分の幸せを無視して復縁をするのはもっと間違いです。
そこを忘れて「彼を幸せにする」や「彼と復縁する」といった方向違いの目標を設定してしまうと、いつまでも彼と言う1人の人間に固執して本来の目的を見失ってしまいます。
「自分が幸せになる事」に決まった形はありせん。
ある人にとっては、復縁することかも知れませんし
またある人にとっては、別の人と新たな関係を築くことかも知れません。
また、ある人にとっては恋愛では無く仕事や趣味に没頭する事が「幸せになる事」でもあるのです。
復縁は目的では無くてあくまで自分自身の幸せを掴むための手段に過ぎません。
貴方自身の幸せを大前提に「復縁」と言う手段について考えて見て下さいね。
整理できたら復縁に向けて動き出そう!
ここまで長く書きましたが、自分自身と向き合う時間を持ってみて心の整理がついたなら、自信を持って復縁へ向けて動き出しましょう。
自分の道を決めるのはいつでも自分自身です。
貴女が本当に幸せになれる事を心から願っています。